改めまして、新年明けましておめでとうございます。
今年度も天体写真を中心に天文活動を楽しんでいきたいと思いますので、皆さま何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、前回の記事でつらつらと2019年の振り返りをしたのですが、去年の今頃のTwitterで、 というツイートをして18個抱負を書いたので今回はその振り返りをしようと思います。
Twitterの昨年の抱負振り返り
これは昨年3月に撮影したこの写真でわりと達成できました。気に入った写真はA4で印刷してファイリングするようにしました。実際に紙に刷ると作品の満足感が違いますね。
40mmで撮影した写真で2回天文雑誌で入選できたのでこれは達成できたと思います。まだ若干ピントの追い込みに失敗するときがあるので色収差が最小になるピントの位置に再現度高く合わせられるようにしたいなと思ってます。
FAPは今はほとんど使ってないです。SIもデジタル現像にしか使わなくなりました。どちらも強力な機能を持っていますが、今はPhotoshopでできることを増やそうというモチベーションがあるので敢えて使わないで処理するようにしています。今年はデジタル現像もPhotoshopで同等の効果を得られるようなレシピを考えたいと思ってます。
これはまさに昨年一番力を入れて取り組んだことで、一昨年からかなりセンスが鍛えられたかなと思います。今は技術がセンスに追いついてない状態でなかなか満足できる写真が撮れてなくてモヤモヤ気味。
双眼鏡は半分くらいの遠征で持っていきました。どちらかといえば遠征に行けない日に家の近くで双眼鏡を覗くことが多かったです。そこそこ光害はありますが双眼鏡を使えば観望も結構楽しめますね。
レビューや解説記事をあまり書けなかったなと思います。そのような記事が書けるほど機材や物事への理解を深く掘り下げられなかったです。
撮れなかった。。
着手はした…けど実現できるのはいつになるか。。
入選できました!
いろいろ食べたけど基本的にはお湯を沸かして食べるものばかりだったなと思います。真冬のカレーうどんとか最高でした。
天城の帰りで富士山見たりはしましたが富士山を入れた星景写真とかは撮れなかったです。五号目とか朝霧行ってみたい。
これは想像以上に難しかったです。冬の天の川のサラサラ感と周りの星雲、分子雲の描出を両立するのが難しい。
院生になって一層研究室に引きこもる生活になったので逆に悪化したかも。。
IOTD取れたからOK。
英語の勉強はこれといってやってないけど英論は去年の10倍くらい読みました。
これ特に昨年の後半以降は完全に忘れてましたね。。
これはもちろん。どうしても睡眠を優先してしまうことはありますが、どの遠征も全力で楽しみました!
ということで振り返りましたが大体半分くらいの達成率でしたね。
今年の抱負
今年の抱負は1つだけにしようと思います。それは、天体写真を理論的側面から捉え直し、作品のクオリティアップに繋げることです。
具体的には、天体写真を撮る上で欠かせないノイズに対する理解、それに伴うダーク減算やフラット処理といった画像処理の具体的なプロセスに対する理解を深めること、そしてそれらの知識の実践的応用に取り組むことです。
昨年の星野写真への取り組みの中で、自分がやりたい表現に対して撮影素材が追いつかないことが度々ありました。例えば分子雲の描出といった微小な信号のあぶり出しです。
従来の自分は撮影素材の至らぬ部分は画像処理で補えばいいというスタンスでしたが、その限界が見えたのが昨年でした。逆に言えば撮影素材のポテンシャルを画像処理で最大限にまで引き出すことができるようになったのかもしれません。
ここから更に成長するためにはどうしればいいか考えたときに、撮影素材を取得する方にまだまだ伸びしろがあると感じました。
ということである意味原点回帰とも言えますが、よりS/Nが高い撮影素材を得るにはどうしたらいいのかということを理論と実践両方向から探っていきたいと思います。
それでは。