ぎょしゃ座、ふたご座、オリオン座あたりの冬の天の川の広角星野写真です。
大小、明暗、多種多様な赤い散光星雲が存在している領域で、どの星雲も破綻しないように仕上げることを意識しました。
超新星残骸Sh2-240、通称レムナントの”存在”を炙り出すことが一つの目標だったので、それは達成できたかなと思います。
総露光4時間というのはおそらく今まで撮影した星野写真では一番長いのですが、レムナントの網目状の模様まではっきりと写すにはさらなる露光やフィルターワークが必要そうですね。
冬の天の川の中にあるので広角で撮影すると微光星が目立ってしまって星雲の構造を表に出すのが難しいなと思いました。
NIKKOR 50mm f/1.8Gを使ってた頃からこの辺りの微光星の多さは厄介だなと思っていたのですが、Sigma 40mm Artの解像力を持ってしても画像処理にとても苦労しました。
長く露光したわりに課題が多く残る1枚になったので、また挑戦したいと思います。
それでは!